一人はみんなののために
みんなは一人のために
札幌腎友会は患者・家族や会の活動に賛同する人たちの集まりです。
「患者の命と生活を守る」
透析施設への毎月の支払いが少額なのは腎友会のおかげです。
令和5年3月13日以降、透析患者のマスク着用については、透析施設では高齢者や重症化リスクの高い患者が多くいます。今まで同様、医療関係者も含めて、これまで同様マスク着用をお願い致します。
札幌腎友会は、一番会員数が多い時(平成14年)は1,400名程度いましたが、会員の退会・高齢による死亡により200名台まで激減してしまいました。透析患者さんの平和ボケで、患者会に興味がなくなってきたようです。今のままでは会費収入が激減して、患者会活動が困難になっていきます。私たち "透析患者" で経営が成り立っている透析施設(病院・クリニック)、製薬会社、薬局などを巻き込み、透析施設の医師・スタッフに会員になってもらい、一緒に活動をしていかないと、私たち腎友会は成り立っていきません。
最近の情勢を見ていると、物価が上がり年金は下がって、透析患者の中には年金だけで生活している方もいて大変暮らしにくくなっています。現在の医療制度や福祉制度・交通費助成が改悪されて、私たち透析患者が暮らしにくい状況になる可能性が大いにあります。これを防ぐためには、国・道・市町村を監視していく患者会が必須になっていかなければなりません。1人でも多くの患者会に入って頂きたいです。
通常に、患者会活動が出来るようにして医療制度や福祉制度・交通費助成を守っていかなければなりません。
透析施設・薬局・製薬会社などの賛助会員を募集しています。賛助会員になると本会の機関紙「生きる仲間」に広告を載せたりする事が出来ます。詳細は事務局までメールかお電話にてお問い合わせください。
※腎友会の入会のメリット
透析患者さんの中には、「入会するメリットがない」と言う方がいますが、メリットがたくさんあります。
〇会員だけの情報満載の機関紙を読むことで情報を得ることが出来る。
〇医療講演会、勉強会、研修会などに参加する事で情報を得ることが出来る。
〇茶話会、日帰り旅行に参加する事で。違う透析施設の友だちがたくさん出来ます。
〇機関紙「生きる仲間」など、他の機関紙の発行。
私たちは、腎臓病患者とその家族・個人会員さんから会費を頂き運営し、腎臓病患者のための命と暮らしを守ります。安心して透析が「いつでも、どこでも、だれでも」受けられるように活動をしていきます。ときには道・市町村に要望書を提出し、市町村役場に出向いたりしています。
透析導入で今までと生活が変化し、戸惑い悩んだり、困ったりしていませんか?
札幌腎臓病患者友の会(略称(札幌腎友会)は、現在会員が約300名程度で活動をしています。機関紙を発行し情報を発信し、皆さんと共有する事で医療と福祉の向上を図っています。透析が20~30年を超えた経験豊富な仲間がいるので、困ったことがあれば相談にものってくれます。気軽にご連絡下さい。
透析患者の収入は、年収100万円以下の低所得者が約6割を占めており、企業に勤めている人や、商売をしている人たちは、患者全体の2割と少なく、勤労の制限、パート労働や生活保護受給者もおり、仕事が出来ない年金生活者が8割を占めており、物価高が追い討ちをかけて、透析患者の生活を苦しめています。
透析施設においても、診療報酬の点数引き下げや入院の医療費・食事代・水・電気などの水道光熱費などの支払い負担、地域医療構想で病院の入院ベット数の削減、在宅治療・静養を強いられているほか、年金支給額の引き下げや介護保険料の値上げなど、毎月の医療費1万円以下の負担を加えると、極めて重たい負担となっています。
※腎友会の活動で実現した医療制度・福祉制度
人工透析の先人の人たちが命懸けで勝ち取ったおかげで、私たちは何不自由なく自己負担が少額で透析治療が受けられるようになりました。しかし、これがずっと続くとは限りません。私たちはこれをしっかりと守り続けていかなければなりません。その為には、腎友会で国・道・市町村を監視していなければなりません。
〇人工腎臓療法(人工透析)が、健康保険・更生医療・育成医療の適用になり、毎月の透析治療にかかる医療費の自己負担が少額で済むようになりました。
〇小中高生の尿検査が年に一度の義務になりました。
〇腎移植が更生医療・育成医療の適用になりました。
〇エリスロポエチンが製造承認されました。。
〇腎臓病患者が有料道路料金やJR・航空運賃などの割引が内部障害者にも対象になりました。
〇血液透析ろ過(HDF)が健康保険の適用になりました。
〇札幌市では福祉乗車証・ガソリン券・タクシー券のうちどれか1つを選べるようになりました。
〇海外で受けた透析の医療費の一部が還付されるようになりました。
参考文献 : Medical Note、ウィキペディア、機関紙「生きる仲間」など。